何十年もクラシックギターが鳴らなかった、父のスタジオに昨日は沢山の人々が集まり、私達トリオの演奏を聴いてくださいました。

初めてお会いする方も多く、まあ!嬉しかったこと!一期一会じゃなくて、ずっとお友達になりたい方ばかり。

終了後は折角なので、自分の紹介やギターへの色々な想いをお話し。
然しこのご時世、もっともっとお話ししたいけど、残念ながらこれにて終了!

でもねー、もう楽しかったです!
人々が集まるって、人々が繋がるって、こんなに、素晴らしい事なんだって、
又思い知らされましたよ!

先ず3人で弾くことになった意味は?

今現在スペインの伝統奏法と言われている奏法の担い手である2人に弾いてもらいたいという願いもありました。

長いギター生活を振り返ると、私は何時もプロを目指している生徒とは必ず重奏をして、地方へも演奏旅行を行いました。
一緒に真剣勝負のコンサートをすると、沢山の事が学べます。
其れらの経験を踏まえ、今回もそうしょうと。

2人共OBの男性ギタリストに比べると、演奏への積極性がもっとほしいなと思っていました。
そして今は私も元気なので、私の音楽の作り方、表現の方法を実感して、これからの役に立ててほしかったのです。

其れでトリオを組み、真剣勝負をしましょうと。

然し年齢差は大きく、私は曲線的、彼女達は直線的になりがちでした。

3人の使用楽器は皆違って、サントス、アルカンヘル、フレタ、この個性の強いギター達のバランスも中々と難しいです。

まぁ、これらの努力はどうってことありません。
本当に良いアンサンブルを仕上げるのにはもっと時間をかけなければならないのです。
がんばりまーす。^_^^_^^_^!



中野スタジオの秘話を一つ。

福田進一さんから聞いた話。
福田さんがパリから帰国の後。父から福田さんに連絡がきて、スタジオに会いに行ったそうです。
そうしたら、父は福田さんに、
此れからは君達の時代だ、宜しく頼みます。  と言ったそうです。
あくまでも、自分の事は抜きにして、日本のギター界の事を考えていたのですね。
私はこの話を聞いたとき、何か胸が熱くなりました。   おわり。

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練習過程を今夜書きますね。IMG_2843