ここ数週間風邪をこじらせて、ブログご無沙汰でした。
広島のコンサートが刺激的だったので、風邪はふっ飛びました。

ここ数年、人の前で弾く時は1930に、デ、ラ、マサ先生用に作られた、サントスでひいていました。665のサイズです。
大きいから、いっぱい 練習が必要で、
弾き過ぎて1弦がびる様な感じになりました。

サントスさんから、ちょっと休ませてくれないかな、と言われた気がして、
そうだよね〜と弦を緩め、どうぞごゆっくりと仕舞いました。


さてでは、どれで練習始めようとかと、数十年ぶりに、1955作のマルセルーロ、バルベーロを弾いたところ、鳴るではありませんか!

まぁ 嬉しい、!!この嬉しさは感動に近いもの!

マルセーロだって嬉しかったと思う、張り切っていい音だしてくれました。

このギターは10代の留学時代に弾いていたもの、スッポリと体にはまる感じが昔を思い出させます。
音は乾いた乾いた、湿りっ気が一つもない、スペインの音🇪🇸!

一気にマドリーの下町の雰囲気を思い出しました。
マルセーロの工房は、タレガが若き日に住んでいた、そして私の親友がサンタンデールの実家に帰る間貸してくれたアパートのあるヘスース、イ、マリア街にありました。

何百年も経つ古いアパートが立ち並び、オリーブ油の匂いたちこめた、細い路地
ちょっと曲がると、エルナンデス、イ、アグアドの工房もあって、デラマサ先生がよく試し弾きしてらしたな〜
下町情緒あふれてました。


塗りが剥げてるでしょう、
とにかく練習をした証かな。

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私にとっての教訓!!

もっている楽器を何時も気にかけて、公平に使いましょーう!