村治姉弟のコンサートを聴いてきました。
帰り道の心満ちた感覚!あったかい幸せ気分

中々こういう体験はありません。


どうしてかしら?と思いました。
人懐っこい2人の人柄、、聴衆に対する親愛の気持ちの表しかた、
どんな聴き手にも喜ばれる、プログラムの組み方。


プログラムは日頃ギターを聴かない方達とギター愛好家達も喜ぶ、よく知られた曲が多く並んだヴァライテイに富んだもの。


然し全てが品格のある上質な演奏の為、とても良い。


前に聴いた佳織ちゃんのサントリーホールでのソロリサイタルでは、初っ端にコユンババ、2部の頭にブリテンのノクターナルを持ってくる、ズンとくるプログラムに、お〜!!とおもいました。
いつも工夫を凝らした組み方に感心させられます。



演奏はソロは其々の持ち味がはっきりした物。
華やかでのびのびと弾く佳織ちゃん、
しっかりとして充実感溢れる奏一さん。

 
2人で弾く曲は、とても彫りの深い表現に感心、



音楽魂の繊細なやり取り、受け答えに血の繋がりを矢張り感じました。


同じ繋がりでも父と私の二重奏は、大正生まれの父は初めの合図もしない、どんどん自分のペースで弾き、細やかな心のやり取り、なんぞどこ吹く風。
私は結構あたふたとしました。


でも村治姉弟はお手本の様にお互いの息遣いがぴたっとしていて、心か一つで良かったです!!


使用ギターはお姉さん、ジェイコブソン、
弟君はハウザー二世、だったそう。



そしてステージマナーは舞台の直ぐ先端まで出て来て、聴衆に話しかけたり、手を振ったり
皆んな大喜び!


矢張りスターなのですねー!


私まで嬉しくなってブラボーなんて思わず言ってしまいました。


村治昇先生、奥様もいらしていて愛が溢れていましたよ。


昔アメリカに演奏旅行で行った時に、日系人からお父様さぞかしお喜びですねーと言われ、ピンときませんでした。


今はしみじみと分かります。
この2人をみて良いな!、
親孝行しているな!と
御両親はさぞかし嬉しく、お喜びでいらっしゃる事でしょう!と心の底から思いました。



この姉弟は日本のギター界の、もとより日本の宝ではないかと思うくらい楽しいコンサートでしたさ
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